「日本の本が読みたい!」と思っても、海外在住ですと本の入手方法は悩みのタネですよね。
日本にいる家族に送ってもらうのは気が引けますし、取り寄せもできますが、送料や届くまでの期間を考えると、正直めんどくさい。
Kindle(キンドル)は、Amazonが運営する電子書籍サービス。
電子書籍リーダーやタブレット、スマホなどデバイス1台あれば、気軽に購入・読書できる点が大きなメリットです。
しかし、気になるのが「Kindleは海外からも購入できるの?」という点ですよね。
結論からお伝えしますと、使えます。実際にドイツで使ってみたのですが利用できたからです。
ただし、海外から利用する際の注意点があるのも事実。
そこで今回は海外からKindleを使うメリットデメリットと購入方法をまとめました。
海外からKindleを利用するデメリット
電子書籍がない本もある
Kindle本は200万冊以上の電子書籍をあつかっていますが、全ての本が電子書籍に対応しているわけではありません。
対応している場合は「Kindle本」と表示れますが、ない場合は表示されません。
例えば、下記の本ですと単行本(紙の本)とAudible(聴く本)のみです。
特に10年以上前など、昔に発行された本はKindle本がないケースが多いです。
読みたい本がKindle本に対応していない場合は、
- 一時帰国時に購入する
- 現地の本屋で取り寄せする(できる場合)
- Amazonグローバルで取り寄せる
といった方法で読むしかありません。
一番早いのは、Amazonグローバルです。
ドイツから頼んでみたのですが、1週間ほどで届きました。送料はかかりますが、他のサービスより安かったです。
アクセス制限がかかる可能性がある
中には海外から利用するとアクセス制限がかかるケースもあるようです。
先週から、Amazonにkindle版の書籍が表示されないなぁと思っていたら、どうやら "海外在住だからAmazon Japanの電子書籍は買えないよ認定" されちゃったらしい....
— yoshiko muraki🇹🇭 (@hatonohi) March 11, 2024
1年ちょっと前に、新しいKindle購入したばっかりだし、今まで何年もずっと Unlimited 使ってたのに😿
日本のKindle本は日本に在住する方向けのサービスのため、制限がかかるのも無理ありません。
ただし、海外在住者からすると、途中で購入できなくなるのは避けたいですよね。
「こうすれば制限を回避できる」と断言できる方法はありませんが、個人的に試して良かったのは以下の2つの方法です。
- 「請求先住所」を日本の住所(実家など)にする
- 「コンテンツと端末管理」の国/地域設定を日本にする
Amazonのアカウント設定で日本にできるところは日本にしておくと、今のところアクセス制限がかかることなく利用できています。
日本の住所に設定しても郵便物が届いたことはありませんので、ご安心ください。
さらに安心して利用したい方は、Kindle本の購入ではなく、サブスクのKindle Unlimitedやaudibleをおすすめします。
筆者はKindle Unlimitedとaudibleをよく利用してますが、今のところアクセス制限がかかったことはありません。
初めて利用する方は30日間無料ですので、期間内に解約すると一切費用はかかりません。
リスクなしで利用可能。気軽にお試しもできます。
海外からKindleを利用するメリット
いつでもどこでも日本の本が読める
いつでもどこでも日本の本が読めるのは、海外から日本のKindle本を利用する最大のメリットです。
Kindle本はネットがあれば購入できます。
住んでいるところを気にする必要はありません。本が届くのを待つ必要もなし。
購入後すぐに日本の本が読めるのは、Kindleをはじめとした電子書籍のメリットです。
安く本を購入できる(セール・キャンペーンあり)
Kindle本は紙の本よりも安く購入できるようになっています。
実際に比較してみました↓
また、Kindleには下記のようなセールやキャンペーンもあります。
- 日替わりセール月替わりセール
- ポイント還元キャンペーン
- ジャンル別キャンペーンなど
総合電子書籍ストア【楽天Kobo】ほどクーポンやセールは多くはありませんが、よりお得に購入できるチャンスありです。
また、電子書籍のため、送料もかかりません。
Kindle本ですと送料節約、かつ紙の本よりもお得に購入できます。
海外発行のカードにも対応
日本のサービスの中には、海外発行のカードが使えない場合もあります。
しかし、Kindleの支払いは日本のクレジットカードはもちろん、海外発行のクレジットカード・デビットカードにも対応。
▼amazon.co.jpで利用できるカードブランド
- Visa
- Mastercard
- American Express
- Diner’s Club
- JCB
- 銀聯(クレジットカードのみ利用可)
海外在住でも支払い方法に困りません。
海外からKindleを購入する方法
ここでは日本のKindleを海外から利用する手順を紹介します。
迷わず購入できるように画像付きでまとめました。
日本のAmazonアカウントを作成
日本のKindle本を購入するためには、日本のAmazonアカウントが必要です。
登録は無料。メールアドレスがあれば登録できます。
持っていない方は公式サイトにアクセス後、右上の「ログイン」から30秒で登録可能です。
アカウント設定する
アカウント設定はいつでもできますが、先にしておいた方が安心して利用できます。
登録・確認しておきたいのは下記2点です。
- デバイス管理の国/地域設定
- 請求先住所
設定方法はこちら(タップで開きます)↓
デバイス管理の国/地域設定
1:メニューバーから「アカウント」をタップする
2:「デバイス」→「コンテンツと端末管理」をタップして「国/地域設定」が「日本」になっているかチェックしてください
請求先住所
1:メニューバーから「アカウント」をタップ
2:「お客様の支払い方法」をタップして支払い情報を入力
すでに登録している方は「編集」からチェックできます。
3:日本の住所を請求先住所として登録する
購入or登録する
読みたいKindle本を探して購入します。
Kindle Unlimitedやaudibleを利用する方はそれぞれ申し込みましょう。初めての方は30日間無料です。
Kindle本は購入してしまうと、原則として返品はできません。
しかし、Kindle Unlimitedとaudibleは初回利用ですと30日間無料です。30日以内に解約すると費用は一切かかりません。
Kindleを海外から読む方法
ブラウザで読む
ダウンロードせずに読みたい方は、ブラウザ専用の「read.amazon.co.jp 」にログインすると読めます。
ネット環境が整っている必要がありますが、Kindle本をダウンロードする必要はありません。
audibleの場合は、Audibleサイトにアクセス&ログインすると聴けます。
アプリで読む
Kindleには専用のアプリが用意されています。
▼Kindle・Kindle Unlimited公式アプリ
▼audible公式アプリ
海外のアプリストアでもOKです。AppleStore、またはGooglePlayでダウンロードしましょう。
日本のAmazonアカウントでログインすると、購入した本が自動で表示されますよ。
Kindle Unlimitedやaudibleはアプリ上でも対象作品の検索ができるようになっています。
Kindle端末で読む
購入した本をKindle端末で読む手順はたった2つです。
- 購入したKindle本をダウンロードする
- ダウンロードしたKindle本を端末に同期する
Kindle Unlimitedはアプリ同様、対象作品が表示されます。気になる本をタップして読みましょう。
海外からKindleを利用する際によくある質問
Kindle本の返却はできますか?
購入から7日以内ですと可能です。
ただし、本が部分的に読まれているなど、不正利用の疑いがある場合は、返金が拒否されることもあります。
返金は、Kindle本のご注文で利用されたお支払い方法に対して行われ、通常3~5日かかります。
手続きはアカウントサービスの「注文履歴」から可能です。
Kindle Unlimitedの解約方法は?
Kindle Unlimitedの解約は、Amazonアカウントの「メンバーシップおよび購読」から可能です。
Audibleの解約方法は?
Audibleの解約は、Audible公式サイト上でできます。
ログイン後、アカウント情報から「退会手続きへ」をタップ。
退会手続き前のアンケート(選択式)に回答後、「退会手続きを完了する」をクリックすると完了です。
Kindleを活用して海外でも読書を楽しもう
今回は海外から日本のKindle本を買う・読む方法を解説しました。
Kindleは海外からも利用可能ですが、読める本が決まっていたり、アクセス制限がかかったりする可能性もあります。
少しでも安心して使いたい方は、当記事で紹介した利用方法を参考にしてくださいね。
海外でも読書を楽しみましょう。
- 読みたい本がある方:Kindle本
- おすすめ!月1冊以上読みたい方:Kindle Unlimited
- スキマ時間にインプットしたい方:audible