どうも!ドイツ在住のネコポンです。
突然ですがこんな悩みをかかえていませんか。
「ドイツに移住のデメリットって何だろう?」
海外移住を夢みる人は多いですね。移住先としてドイツを考えている人もいるでしょう。
とはいえ、海外移住は人生を賭けた決断です。
メリット・デメリットを把握した上で、よく考えて決断する必要があります。
そこで今回は、ドイツに移住した筆者がドイツに移住するメリット・デメリットをまとめました。
この記事を読むと、ドイツに移住するかどうか判断基準を増やすことができます。
ぜひ参考にしてください。
ドイツ移住のデメリット5つ
さっそくドイツ移住のでデメリットを紹介します。
実際に移住して感じたデメリットは以下の5つです。
生活するにはドイツ語が必須
ドイツ移住にはドイツ語が欠かせません。
いくら英語ができても、ドイツ語が読めないと生活するのは大変です。
標識やお知らせなどはドイツ語で書かれていますし、電車やバスなどのアナウンスもドイツ語しかない時もあります。
実際に筆者はドイツ語が全くできない状態でドイツに来てしまい、かなり後悔しました。
ドイツに来た初っ端から、電車が遅延……
ドイツ語でしかアナウンスされず、このまま待てばいいのか?どうするのか?など不安だったのを今でも覚えています。
英語は基本的に通じますが、人によって英語で話しかけてもドイツ語で返ってくるケースもあります。
ドイツに移住したいのであれば、英語よりもドイツ語の方が重要です。
ドイツで働くならドイツ語か英語が必須
語学力は仕事にも関係します。
ドイツで働くためにはドイツ語、または英語ありきです。
また、それなりの収入を得るためには、語学力に加えてスキルと実績、それをアピールする力が欠かせません。
「難しそう」と感じるかもしれませんが、安心してください。
昨今は人手不足から働く人を募集する企業は増えています。
特にバイトなどの短時間勤務であればすぐに見つかりやすいです。
語学力ゼロでの移住となると、まずは語学勉強からのスタートになるでしょう。
ビザなどの手続きが大変
海外での手続きは日本とは全く異なります。
ドイツでは、手続きまでに数ヶ月ほど時間がかかりますし、手続き方法は担当者や場所によって変わるのが一般的です。
そのため、手続きする前に必要なものなど役所に問い合わせるところからのスタートになります。
例えば、ビザなら外国人局など。
また、問い合わせて返ってきた答えと、当日担当した人が言うことが違う……なんてケースもよくあります。
場合によっては、きちんと説明する必要もあるでしょう。
家探しが大変
ベルリンやミュンヘンなど、都会に住む場合は家探しで苦労する方が多いです。
ドイツ人でさえも家を見つけるのが大変と言われていますから、外国人ともなれば、なおさら家探しは難航します。
家の探し方は、基本的に以下のような流れになります。
- 賃貸情報サイトから家を探す
- 指定された日に家を見学
- 契約できるか連絡が来る
仕事や収入、第一印象などから判断して家を契約できるかが決められるのが一般的です。
初めてのドイツ移住ですと、「自分で探せる自信がない」と感じる方もいると思います。
そこでおすすめなのが、留学エージェントや語学学校を利用する方法です。
ホームステイやシェアハウス、寮などを紹介してもらえるので、住む場所が決まっている状態、またはサポートしてもらえます。
家探しで困ることはないでしょう。
食事が合わない可能性がある
ドイツの食事が合わないケースは多いです。
ご想像通り、肉やじゃがいも、ピザ、ケバブなどが多いですね。
例えば、以下のような食事です。
最初は美味しく感じるかもしれませんが、慣れてくると「日本食の方が良い」と思う可能性もあります。
食事は思ったよりも大切です。
食べないと生きていけませんし、気分にも関わります。
もし、食事が合わない場合は自炊するしかありません。
ただし、昨今はドイツのアマゾンやアジアンスーパーなどで日本の食材は手に入ります。
作ろうと思えば作れますよ。
日本食レストランも都会にはあるので、そこまで心配する必要はないでしょう。
食事にこだわりがある方は、他の国の方が良いかもしれません。
ドイツ移住のメリット5つ
一方、ドイツ移住のメリットもあります。
実際に移住して感じたメリットは次の5つです。
日本人と似ている所があって住みやすい
- 物静か
- 仕事や勉強に真面目
- 約束の時間を守る
など割と似ているなと思う場面があります。
もちろん人によるので一概に言えませんが、
「なんで時間通りに来ないの?」
「なんでこんなに適当なの」
などと、違いに悩んだ経験は今のところありません。
全く違う文化の中で生活するだけでも大変ですから、共通点が少しでもあると安心できるでしょう。
働きすぎることはない
日本にいるときは毎日12時間労働だったのですが、ドイツに来て働きすぎることは無くなりました。
というのも、法律で働く時間が「1日最大10時間まで」と決められているからです。
日本とは違って、
「残業しないと終わらない」
「休めない」
と言ったことはありません。
もちろん仕事量やスケジュールの都合で一日10時間働く場合もあるでしょう。
しかし、8時間を超えた分は、別の日に早く退勤することで調整しないといけません。
例えば、月曜日10時間働いたから、金曜日2時間早く帰るなど。
働く時間が決められているので、自分の趣味を楽しむ、家族や友達との時間を大切にすることができますよ。
長期休みが取りやすい
有給休暇の消化も法律で義務づけられています。
有給休暇の日数は職業や雇用形態、会社にもよって変わりますが……
フルタイムの正社員の場合ですと、1年のうち最低でも20日間は有給休暇を取らないといけません。
休まないと企業が罰金を払わないといけないので必ず休めます。
これは日本ではなかなか経験できないことではないでしょうか。
海外旅行しやすい
ヨーロッパ内の旅行がしやすい点メリットととして挙げられます。
土日休みで別の国に行く……なんてことも可能です。
日本で海外旅行というと、1週間ほど休みをとって旅行に行くイメージですが、ドイツに住むと休みやすい、かつ他の国にも行きやすくなりますよ。
あとはお金との相談ですね笑
年齢関係なく勉強できる環境がある
ドイツは大学や市民学校、職業訓練など、いくつになっても学びやすい環境があります。
専門知識を身につけたり、手に職をつけたり……30代の学生、大学院生のママなど勉強する人の年齢は幅広いです。
働き始めてからやりたいことを見つけた場合でも、勉強し直せます。
「若くないから」といって年齢で諦める必要は決してありません。
学びやすい理由のもう1つは学費です。国立の大学ですと授業料はなんと無料。
教材費などがかかるので完全に無料ではありませんが、日本に比べると圧倒的に安いです。
昔から勉強したいことがあったけど金銭的に諦めていた……という場合でも、ドイツですと実現んできるでしょう。
ドイツ移住して後悔しないためにできること
ここではドイツ移住を考えている方に向けて、移住して後悔しないためにできることをまとめました。
語学勉強しておく
ドイツ移住を考えているのであれば、今すぐ語学勉強を始めましょう。
ドイツで生活するためには、やはりドイツ語が欠かせません。
特に言語はすぐに身につくものではないため、早めに始めるのがカギです。
「めんどくさいな」と思う気持ちもわかりますが……
ドイツ移住を考えているのであれば、今のうちに勉強をスタートしておくと、きっと将来のあなたは今のあなたに感謝することになるでしょう。
趣味を見つけておく
趣味をいくつか見つけておくのもおすすめです。
というのも、海外に来ると日本の休日のような過ごし方はできません。
知り合いは少なくなりますし、日曜日は基本的にお店が閉まっているからです。
ドイツに移住すると自分や家族との時間がグッと増えます。
何もすることがないのはきついもの。
映画鑑賞やスポーツ、音楽など自分の好きなことを見つけておきましょう。
例を挙げますと、筆者はドラマ鑑賞です。その他、ドイツに住む友人は編み物や弓道をしている人もいます。
貯金しておく
海外移住はいつ・どこでお金が必要になるかわかりません。
ビザ発行や銀行口座維持費や家賃前払いなど……
貯金していると思いますが、数ヶ月は収入がなくても生きている分は確保しておくと安心です。
日本でもそうですが、ドイツでも「お金がある」に越したことありません。
ドイツ移住はメリット・デメリット両方あり!
今回紹介したドイツ移住のメリット・デメリットは以下の通りです。
筆者もドイツ移住する前は悩みに悩みまくりました。
でも、移住した今言えることは「移住してよかった」この一言に尽きます。
大変なことは数え切れないほどありましたが(今もありますが)……今となってはどれも良い思い出です。
本当にあなたが移住したいのであれば、筆者は全力で応援します。
人はやった後悔よりも「やらなかった後悔」の方が大きいそうです。
「ドイツに住んでみたいな」と本気で思うのであれば、今から実現に向けて行動していきましょう。