海外にいるとTverやAbema、Yahoo! JAPANなど、日本のコンテンツにアクセスしたくてもできないケースがありますよね。
「みたい動画が再生できない」
「みたいサイトが表示されない」
このような不便さを解決してくれるのが「VPN(Virtual private network)」です。
VPNを利用すると、セキュリティーを保護しつつ、海外からでも日本のコンテンツにアクセスできるようになります。
とはいえ、VPNといっても複数のサービスがあるので、どれを使うか迷う方は多いです。
そこで今回は、海外から日本の動画やサイト視聴におすすのVPNを5つ厳選しました。
海外から日本のコンテンツにアクセスできない理由や選び方などもあわせて紹介します。VPN選びの参考にしてください。
海外から日本のサービス利用におすすめのVPN5選
実際に海外から使って良かったおすすめのVPNは以下の5つです。
(日本円決済)
6.67 USD〜
967円〜
2024年6月時点(1ドル=145円)
迷う場合は「Nord VPN」をおすすめします。
「初めからNordVPNにしておけばよかった」
NordVPNを使った時の感想です。使いやすさや費用など、総合的におすすめできるVPNです。
とはいえ、どのVPNがベストかは、利用目的やサービスによっても異なります。
- NordVPN:人気・おすすめNo. 1
- ExpressVPN:スピード重視
- Surfshark:価格重視
- MillenVPN:日本のVPN
- ProtonVPN:セキュリティ強化
バランスの良さで選ぶならNordVPN
NordVPNは価格や通信速度に定評があり、自信をもっておすすめできるVPNです。
世界60カ国に6,000台以上のサーバーを設置しています。
サーバー台数が他のVPNと比べると多いので、ストレスなく日本のサービスを利用できますよ。
- ネットのスピード
- 安定した接続
- 対応デバイス・ブラウザ
- 動画配信サービスの対応数
など、サービスの質が申し分ないです。
加えて料金もワンコインと良心的ですから、どのVPNを使えばいいか迷っている方に一番にオススメしたいVPNサービスです。
30日返金保証
通信速度で選ぶならExpress VPN
通信速度を重視したい方におすすめなのが、ExpressVPNです。
個人的に「他のVPNよりもスピードが速いな」と感じました。動画のが止まらずサクッと動くので、快適に使えますよ。
サーバー設置国も105カ国と多く、住んでいる国や滞在先を気にする必要はありません。
ただ、速度が速い分、費用が他社よりも割高です。スピードを重視したい方は利用をオススメします。
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12ヶ月プラン+3ヶ月無料プレゼント
30日間返金保証
費用・同時接続台数で選ぶならSurfshark
費用を抑えてVPNを利用したい方は、Surfsharkがオススメです。
VPNの価格は月あたり500円が一般的ですが、Surfsharkですと最安値で月303円と、低コストで利用できます。
また、同時接続台数は「無制限」です。一人で使うのはもちろん、家族でも使いやすいVPNですよ。
日本のVPNを使いたいならMillenVPN
VPNは海外の会社のものが多いですが、MillenVPNは日本製のVPNです。
日本のVPNなので、申し込みから問い合わせまで、すべて日本語で出来ます。
筆者のように「英語が苦手…」という方でも安心して利用できるVPNです。
また、Abemaなどの日本のストリーミングサービスに対応しているので、動画視聴メインの方は利用を検討しても良いでしょう。
関連記事》MillenVPNの評判と口コミ
セキュリティーの高さで選ぶならProtonVPN
ProtonVPNはスイスに本社のあるVPNです。
スイスは「5・9・14アイズ」と呼ばれる、加盟国間で通信情報を共有する協定に加盟していないため、加盟国からの情報開示に従う必要はありません。
ノーログポリシーはもちろん、本社が「5・9・14アイズ」に加盟していないスイスにある点からも、安心して利用できるVPNです。
ただし、日本の動画配信サービスに対応していない点や日本語対応が不十分な点がデメリットとしてあげられます。
普段のセキュリティー対策やセカンド利用としておすすめできるVPNです。
海外から日本のサイトや動画が利用できない理由
運営元が国外からのアクセスを拒否
コンテンツの運営元が日本以外からのアクセスを拒否していると、海外からは利用できません。
拒否する理由として、著作権上、海外でコンテンツ配信できない点が挙げられます。
具体的にTVerやAbema、日本のAmazonプライムビデオなど。動画配信サービスが多いです。
実際に海外からアクセスすると以下のような画面が表示されます。
また、国によってはコンテンツ内容が法律違反にあたる場合もあります。そういった場合も、視聴できません。
ではどのようにしてアクセス元を判断しているされるのでしょうか。
実は運営元はユーザーのIPアドレスからアクセス元を判断しているのです。
日本以外のIPアドレスと判断した場合、サービスを利用できないようにブロックする仕組みになっています。
日本では視聴できるのに、海外では視聴できなくなってしまうのは、地域制限(ジオブロック)を設けているからです。
政府がアクセス制限しているから
政府がアクセスを制限をしている場合も、日本のコンテンツにアクセスできません。
国民に知られたくない情報や政府の意図にそぐわない情報が伝わらないように、政府がネット上に流れるデータを常に検閲しているのです。
具体的な規制を設けていると言われる国は以下のとおりです。
- 中国
- ロシア
- 北朝鮮など
VPNを使うと海外から日本のコンテンツが利用可能
海外から日本のコンテンツを楽しむために欠かせないのが「VPN」です。
VPNを利用すると、セキュリティー保護の一環として、ネットのアクセス元を自分で選べるようになります。
日本のサーバーに接続すると、実際にいる場所は海外ですが、日本からアクセスしていることにできます。
つまり、海外でも日本のサービスが利用できるようになる、という話。
ただし、「VPNを利用してアクセスするのは違法なのでは?」と気になった方もいるかもしれません。
海外からVPNを介して日本のサービスを利用するのは違法?
「情報を暗号化したり、意図的にアクセス元を変えたりするのは違法じゃないの?」と思った方もいると思います。
結論として、VPNの利用を認めている国では違法ではありません。
ほとんどの国ではVPNの使用が認められていますが、一部の国ではVPNが完全、または一部が禁止されています。
出典:Nord VPN(https://nordvpn.com/ja/blog/legal-vpn/
今後も法律が変わる可能性があるため、住んでいる国の法律を確認しておくと安心です。
とはいえ、日本を含めた多くの国ではVPNの利用が認められているので、VPNに接続して日本のサービスにアクセスできるでしょう。
海外から利用する際のVPNの選び方
「VPNを使いたい」と思っても、VPNサービスは山の数ほどありますから、どれを使えばいいか迷うと思います。
「なんとなく良さそう」
「とりあえず無料だから」
などと、よく調べずに選んでしまいたくなるかもしれません。
しかし、VPNサービスの中には安全性が保障されていないものあります。
セキュリティーを高めるためのVPNのはずなのに、情報が盗まれてしまうのは本末転倒ですよね。
では、安全なVPNはどうやって選ぶのか? ここではVPNを10社以上使って分かった選び方のポイントをまとめました。
ノーログポリシーの有無
VPNサービスには、ノーログポリシーのあるVPNとないVPNがあります。
ノーログポリシーとは、閲覧履歴やIPアドレスなどの記録(ログ)を保存しない決まりです。
VPN運営側にログが保存されないので、第三者に情報を盗まれる、勝手に情報を利用されるのを防げます。
つまり、ノーグポリシーのないVPNは利用しない方が良いということ。
ノーグポリシーのあるVPNは、公式サイト上で「ノーグポリシー」と明記されています。
個人情報を守るためには、ノーグポリシーのあるVPNがおすすめです。
通信速度
海外からVPNを利用する際に重要なのが通信速度です。
特に日本のテレビをはじめとした動画を視聴したい場合は、容量が重いので速度が遅くなってしまいがち。
動画が再生されるまでに時間がかかったり、途中で何度も止まってしまってたり。これでは動画は楽しめません。
スピードの判断基準として、「サーバー台数」をチェックするのがオススメです。
サーバー台数が多いと、ひとつのサーバーにかかる負担が分散されるため、通信速度の低下を防げるからです。
サーバー台数は公式サイトに載っているケースが多いため、いくつか比較して多いものを選ぶと良いでしょう。
費用
費用もVPNごとに異なります。
できる限り安いものを使いたいのが本音ではないでしょうか。
しかし、費用の安さだけで選んでしまうと、通信速度が遅かったり、日本のサービスに対応していなかったりする場合もあります。
ただし、有料VPNでも30日間の返金保証が付いているVPNが多いです。
期間内に申請すると全額返金されるので、実際に活用して通信速度をはじめとした使い勝手をチェックしてみるのも一つの手です。
契約期間や更新費用、支払い方法も確認しておきましょう。
対応デバイス・同時接続台数
対応デバイスや同時接続台数もVPNサービスごとに異なります。
PCやスマホはもちろん、スマートTVやChromeなどの拡張機にも対応しているVPNもあります。
VPNを使いたいデバイスに合わせて選ぶのがおすすめです。
また、同時接続台数も5台~10台、無制限までと対応数も異なります。
利用目的や人数に合わせて最適なVPNを選びましょう。
運営会社の信頼性
実は運営元がよくわからないVPNサービスもあります。
重要なのは、信頼できる会社のVPNサービスかどうかです。
- 公式サイトがある
- 利用者の数が多い
- 口コミや評判が良い
など、運営元についてある程度、把握しておきましょう。
サービスを利用するときに、無名よりも有名企業の方が安心して利用できますね。
VPNを使って海外から日本のサービスを利用する方法
当記事では、世界中で定評のあるNord VPNを例に紹介します。
1:VPNを契約する
公式サイトにアクセスして、「購入」をクリックします。
お得に利用したい方は、以下の組み合わせがおすすめです。
- 割引額が一番大きい「2年契約」
- 基本機能を備えた「ベーシックプラン」
必要情報を入力後、決済が終わるとメールが届きます。これで契約手続きは完了です。
2:VPNアプリをインストールする
NordVPNのアプリをインストールします。
▼NordVPN公式アプリ
インストール後、契約時に登録したメールアドレスを入力してログインします。
3:VPNに接続して日本のサービスにアクセスする
日本のサーバーをタップして接続します。
日本のサーバーに接続し、日本のサービスにアクセスして利用できるか確認してみましょう。
例えば、ドラマやバライティ番組を無料で視聴できるTVerを利用したい場合。
VPNなしでTVerに接続すると、下記のような表示がされます。
日本のVPNサーバーに接続してアクセスすると…
無事に再生できました
VPNを使って海外から日本のサービスを利用する際の注意点
VPNに接続すると海外からも日本のサービスが利用できるのようになります。
ただし、注意点があるのも事実です。
ここではVPNを利用する際の注意点を3つまとめました。
通信速度が低下する可能性がある
VPNを利用すると通常よりも速度が低下する可能性が高いです。
VPNのサーバーを利用すると第三者に情報を読み取られないように情報が暗号化されます。
しかし、セキュリティが高まる分、通常のネット接続よりも時間がかかってしまうのです。
VPNの仕組み上、仕方ありません…
とはいえ、ここで紹介したVPNはユーザーが快適に利用できるように最適化されています。
できる限り質の良いVPNを選ぶと、通信速度においてストレスなく利用しやすいです。
日本のサービスが100%利用できるとは限らない
有料VPNは多くの日本のサービスに対応しています。
しかし、中には利用できないサービスがあるのも事実です。
NordVPNでは視聴できないけれど、MillenVPNでは視聴できるケースもあります。
VPNが利用したいサービスに対応しているかどうかを確認してから契約しましょう。
ただし、サービス利用が保証されているわけではありません。
提供側とVPNサービス側の対応によって、今は利用できても将来利用できなくなったり、その逆も起こったりもします。
各国の法律や企業の規約によて利用できるサービスが変わることを前提に利用しましょう。
無料VPNは注意
無料VPNはノーログポリシーを採用しておらず、安全に利用できないものが多いです。
通信速度が遅かったり、接続が安定しなかったりして、日本のサービスを利用できない可能性もあります。
情報漏洩などのリスクが高まるので、できるだけノーログポリシーを掲げているVPNや本記事で紹介したVPNを利用してください。
どうしても無料で利用したい場合は、Proton VPNの無料プランがおすすめです。
無料プランでも有料プランと同じノーログポリシーありのVPNを利用できますよ。
VPN利用に関するよくある質問
VPNを使って海外から日本のサービスを利用する際によくある質問をまとめました。
VPNでできることは?
VPNは日本のコンテンツ利用だけでなく、セキュリティーの向上の役目もあります。
VPNを利用すると個人情報の流出やデバイスのウイルス感染など、ネット利用のリスク回避も可能です。
具体的な機能は以下のとおり。
- 広告ブロック
- ダウンロードしたファイルをスキャン(マルウェア保護)
- 情報漏えいスキャンと通知
- パスワード管理など
機能はプランによって異なりますが、セキュリティアップもVPN利用のメリットの1つです。
海外からアクセスできないサイトを知りたい
アクセスできないものとアクセスできても利用できないサービスがあります。
アクセスできないサービス
- Yahoo! JAPAN(ユーロ圏)
- 楽天マガジン
- マッチングアプリ
- 海外からアクセスを拒否しているサイト
アクセスできるが、利用できないサービス
- Hulu
- U-NEXT
- Tver
- NHK
- dmm TV
- 銀行のネットバンキング(一部)
- LINE(UAE)
- SNSとGoogle(中国)など
VPNに接続できない…
VPNに接続できない時は以下の解決策を試してみてください。
- 時間をおいて再度接続を試みる
- 他のサーバーに接続してみる
- アプリが最新のものになっているか確認
- 別のVPNに接続したままになっていないか
筆者自身も何回かVPNに接続できない時があったのですが。大抵の場合は、何度が接続を試みると解決できました。
上記を試しても接続できない場合はサポートに連絡するか、別のVPN利用を検討してみてください。
おすすめVPNを活用して海外から日本のサービスにアクセスしよう
VPNを使うと海外からでも日本のサービスを利用できるようになります。
どのVPNサービスを利用するか迷っている方は、本記事で紹介したVPN5つの中から選んでみてください。
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さっそく今から「VPN」を利用して、海外生活を楽しみましょう。