「乗り放題チケットってあるのかな?」
「どんなチケットがあるのか知りたい」
ドイツ電車旅にぴったりの乗り放題チケット。
乗り放題チケットですと、1枚あれば電車に乗れるので、楽に移動できます。
「あ、あそこに行ってみようかな」
といった、行き当たりばったりの旅にも対応可能です。
しかし、初めてのドイツ旅行・電車旅となると、どんなチケットがあるのか、一から調べるのは大変ですよね。
実はドイツには乗り放題チケットがいくつかあります。
ただし、対象の交通機関が決まっていたり、利用時間帯が決まっていたり…チケットの仕組みが日本よりも複雑です。
そこで、今回はドイツ在住の筆者が「おすすめの乗り放題チケット」を3つ厳選しました。
結論、おすすめの乗り放題チケットは以下の3つです。
当記事を読むと、自分にピッタリの乗り放題チケットが分かります。ドイツの電車を利用して快適に移動しましょう。
ドイツの電車乗り放題チケットおすすめ3選
オススメの電車乗り放題チケットは以下の3つです。
ドイツは、「ドイツ鉄道(DB)」が一番大きな鉄道会社です。
日本でいう「JR」と同じイメージです。駅に行くと「DB」のマークをよく見かけると思います。
もちろん他にも鉄道会社はありますが、ドイツ全国の路線を網羅している「DB」の電車を利用すると確実です。
以下では、それぞれのチケットの詳細をまとめました。
ユーレイル「ジャーマンレイルパス」
ベルリンやミュンヘンなど、ドイツ各都市を旅する場合は「ジャーマンレイルパス」がオススメです。
ジャーマンレイルパスは、ドイツ版の新幹線(ICEなど)も乗り放題。各都市間を快適に移動できます。
ドイツ鉄道が運行する市内の電車やバスも一部利用可能です。
このロゴマークが目印です↓
また、ジャーマンレイルパスは唯一、国境を越えられるパスでもあります。
他の国にも乗り放題パスが用意されていますが、国境は越えられません。
▼利用対象の路線(一部抜粋)
【ドイツ↔︎オーストリア】
- ミュンヘン – ザルツブルク
【ドイツ↔︎ベルギー】
- ケルン中央駅 – ブリュッセル南
【ドイツ↔︎イタリア】
- ボルツァーノ/ボーゼン
- トレント
- ヴェローナ
- ボローニャ
- ヴェネツィア
【ドイツ↔︎スイス】
- バーゼル バーデン
出典:ユーレイル公式サイト
ジャーマンレイルパス1枚でドイツ国内はもちろん、他の国も旅行できます。
その他、ライン川クルーズ20%OFFやツアー・チケット20%OFFなど特典付き。
3日以上ドイツ国内+隣国を旅する場合はこのチケットがおすすめです。
\ユーレイル公式サイト/
1日乗り放題チケット(Day ticket for Germany)
「1日だけ使える乗り放題チケットを探している」
という人におすすめなのが「Day ticket for Germany」です。
ドイツ鉄道のRB・ IRE・ REと S-Bahn(中距離列車)が乗り放題。
ドイツの新幹線(ICE/IC)と1等車(ファーストクラス)の利用対象外のため、近場の移動に便利です。
1枚のチケットで最大5名まで利用できる点も特徴です。
→チケットの詳細をみる(公式HP)
チケット購入方法や電車の検索方法は下記にまとめています。
州チケット(1日券)
州内の移動は「州チケット」が便利です。
ドイツには全部で16の州があります。
\バイエルンチケット公式/
市内乗り放題カード
ベルリンやミュンヘンなど市内の移動に便利なのが「1日乗り放題カード」です。
- ベルリン:24h ticket / day ticket
- ミュンヘン:CityTourCard
- フランクフルト:Frankfurt Card
24時間や48時間など有効期間が選べるようになっています。
日本語で購入・日本円決済したい場合は、予約サイト「klook」がおすすめです。
「手数料がかかるんじゃない?」
チケットの値段は公式サイトと同じでした。
実際に「ベルリン24時間乗り放題チケット」で比較↓
klookを利用すると、わざわざ英語を調べる必要はありません。
日本語で購入できるので、買い間違いも防げます。日本円払いにも対応しているので、カードの手数料も最小限に抑えられますよ。
klookについては下記にまとめています。
関連 》klookの口コミ・評判
ドイツ鉄道(DB)の電車の種類
どのチケットも利用できるドイツ鉄道(DB)。
ドイツ全国を走る主要電車です。
基本カラーは赤色。普通電車から新幹線まであります。
ここではドイツ鉄道の電車の種類をご紹介します。事前に利用できる電車を知っておくと安心です。
S Bahn
(エスバーン)
RB
(レギオナルバーン)
RE
(レギオナル・エクスプレス)
ICE
(イーツェーエー)
IC
(インターシティー)
EC
(オイロシティ)
全てのチケットで利用可
全てのチケットで利用可※
全てのチケットで利用可※
ジャーマンレイルパスで利用可
ジャーマンレイルパスで利用可
ジャーマンレイルパスで利用可
※州チケット・市内チケットは有効範囲内に限り利用可能
上記の写真は一例です。電車によってモデルが異なる場合もあります。
電光掲示板や電車に表示されている行き先を確認後、乗車してくださいね。
ドイツ電車の乗り方【3ステップ】
ドイツの電車の乗り方はシンプルです。
- チケットを購入する
- 電車に乗る
- 切符チェックがきたら見せる
ドイツの駅には改札機はありません。そのまま乗車してOKです。
電車が出発した後に切符を持っているかチェックに来ます。ICEはほぼ来ますが、その他の電車は来たり、来なかったりマチマチです。
切符チェックがきたら、購入した切符を見せます。
本人確認のため、パスポート提示を求められる場合もあります。パスポートなどの身分証明証は必ず携帯してください。
ドイツの電車を利用する際の注意点
スケジュールには余裕をもたせる
気軽に行けないドイツ旅行。
1回の滞在で、多くの都市を回ろうと、スケジュールをしっかり組んで旅行してくなるかもしれません。
ただし、ドイツの長距離電車(RE・RB・ ICE)の遅延には注意してください。
下記のように、よく赤い文字で出発・到着時刻が記載されているケースがほとんどです。
▼DB公式サイト
もちろん、乗り放題チケットの場合は、電車が遅れたり、キャンセルになったりしても、別の電車に乗車できます。
そこまで遅延を気にするに必要はありませんが…
万が一遅れても大丈夫なように、スケジュールには余裕をもたせておくとことをおすすめします。
オンラインチケットはネットが必要
オンラインチケットを提示するためには、ネットが必要です。
チケットコントロールが来た際にすぐに読み込めるように、ネットを確保しておきましょう。
ちなみに、ドイツ鉄道の電車にはフリーWi-Fiが利用できるものもあります。
ただし、使えないケースが多いです。使えてもめっちゃ遅い…
自分で用意しておいた方が確実です。
もし、手軽に、かつ費用を抑えてネットを利用したい方はeSIMがオススメですよ。
筆者も使うまでは「eSIMって大丈夫なの?」と思っていたのですが、eSIMを利用してからはSIMカードに戻れそうにありません。
それくらい便利でした。
おすすめのeSIMに関しては下記にまとめていますので、参考にしてください。ドイツで利用検証済みのものを紹介しています。
ICEは座席予約を推奨
ドイツの新幹線(ICE)は座席予約なしでも乗車できます。
ただし、通路に人が座っていたり、立っていたりするほど混んでいるケースが多いです。
30分などの短時間の移動は気にならないかもしれませんが、数時間移動する場合は、座席予約をおすすめします。
費用は5.20ユーロ〜(約830円)です。
→詳細をみる(公式HP)
ドイツの電車に関するよくある質問
ジャーマンレイルパスとユーレイルパスの違いは?
利用できる国の数が異なります。
「ジャーマンレイルパス」は1カ国のみ乗り放題のチケットです。
ユーレイルパスグローバルパスは、ユーロ圏内33カ国乗り放題のチケットです。
ドイツ以外の国も旅行したい方は、グローバルパスをオススメします。
予約席かどうか判断方法は?
「reseviert」が表示されている席は予約席です。
表示は座席の上、または座席の横にあります。
充電はできる?
REやRB、ICEなど中長距離列車はできます。
変換プラグが必要です。新しい電車はUSBプラグがあれば充電できる場合もあります。
自分にあった乗り放題チケットを選んでドイツを旅しよう
今回はドイツの電車乗り放題チケットについて解説しました。
おすすめのチケットは下記の3つです。
迷う場合は、ジャーマンレイルパスをおすすめします。
ドイツ版の新幹線も乗り放題のため、移動に困ることがありません。移動時間も短くできて、より観光を楽しめますよ。
ジャーマンレイルパスをお得に購入する方法は下記にまとめています。
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