「気をつけることってあるのかな?」と悩んでいませんか。
ドイツは日本人に人気の旅行先の一つですが、文化や言語の違いからトラブルになるケースもあります。
思わぬトラブルに巻き込まれないよう、出発前に注意点を知っておくと安心です。
そこで当記事では、治安や支払い、衛生面など、ドイツ旅行中に注意したいポイントを解説します。
ドイツ旅行を安全に楽しむためにも、ぜひ参考にしてください。
ドイツ旅行の注意点1:スリ
ドイツをはじめとした海外旅行で一番心配なのが、スリだと思います。
ドイツはヨーロッパの中でも比較的治安のよい国です。
- 貴重品は肌身離さず持っておく
- セキュリティポート等に入れて管理する
- 夜は一人で歩きまわらない
などの対策をしていれば大丈夫でしょう。
ただし、人の多い場所は特に注意してくださいね。
例えば、電車やバスの中、駅構内、街中など。経験上、盗まれる可能性が一番高いのは、人が多い場所です。
また、街中ではお花(バラ一本)を売りにくる人や「お金が欲しい」と話しかけてくる人もいます。
声をかけられても応じないなど、特に人が多い場所では貴重品に注意しましょう。
ドイツ旅行の注意点2:支払い
ドイツはまだ「現金払い」が主流ですが、旅行中のカード払いがオススメです。
なぜか? その理由は以3つあります。
- 外貨両替の手間が省ける
- レジでアタフタせずに済む
- ポイント・マイルが貯められる
クレジットカードの海外キャッシング機能を利用すると、ドイツのATMでユーロを引き出せます。
また、支払いの際にお金のやり取りをする必要はありません。
ドイツで現金払いする際によくあるのが、お釣りの間違いです。経験上、結構あります笑
特に慣れていない通貨での支払いですと、パッと確認できませんし、間違えていてもどう伝えればいいのか戸惑ってしまうでしょう。
しかし、カード払いの場合は、お釣りを間違えられる心配はありません。チェックの必要もありません。
ただ、カードを機械にかざしたり、差し込んでPINを入力するのみです。
もちろん全てのお店がカード払いに対応しているわけではありませんが、観光地やスーパー等は基本的に使えますので、ご安心ください。
筆者自身もお釣りチェックがめんどくさいので、99%カード払いです。現金しか使えない場所のみ現金払いしてます。
カード払いを考えている方は、利用できるカードかどうか、事前に確認しておくと安心です。
カード払いの注意点やおすすめのカードについて知りたい方はこちら↓
ドイツ旅行の注意点3:ネット
旅行で必須のネットですが、フリーWi-Fiを利用予定の方は注意が必要です。
ドイツもフリーWi-Fiがあるのですが、使えないケースが多いです…
- スーパーのフリーWiFi→使えない
- 街中のフリーWi-Fi→使えない
- 電車のフリーWiFi→使えないorめちゃ遅い
- 夜行バスのフリーWi-Fi→時と場合による(使えたり、使えなかったり)
経験上、こんな感じです。
もちろんホテルなど、お金を払う場所のWi-Fiは利用できますが、旅行中にマップ利用やネット検索したい方は、準備しておきましょう。
「どのSIMがいいんだろう?」と悩んでいる方は、airaloのeSIMをおすすめします。ドイツで利用検証済みです↓
ちなみに「ネットのことを考えるのがめんどくさいなぁ」という方は、楽天モバイルの海外ローミングがオススメですよ。
海外ローミングを「ON」にすると、ドイツでもそのままネットが使えます。毎月2GBまで無料です。
2GBを超えた場合は、1GBあたり500円でチャージできます。※2024年5月時点
こちらもドイツで利用検証済みです↓
ドイツ旅行の注意点4:交通
中には電車でドイツ国内を移動する方もいると思います。
ただし、ドイツの電車「Deutsche Bahn」はよく遅れる点に注意してください。
むしろ時間通りにくる方が珍しい、といっても過言ではありません。ストライキで電車そのものがなくなる場合もあります。
電車の最新情報は、DB公式サイトで確認できます。
また、行先や乗り場の変更もよくあるため、実際に電車に乗る前に電子掲示板や電車の行き先等は要チェックです。
ドイツ旅行の注意点5:気候
ドイツは日本よりも涼しいです。
2023年の平均気温を日本と比較してみました↓
出典:気象庁「過去の気象データ(2023年)」/Deutscher Wetterdienst
滞在場所にもよりますが、夏はジャケットなど羽織るものがあると良いでしょう。
冬は寒くて暗いです。ダウンジャケットやマフラー、手袋、ニット帽が欠かせません。
持ち物について詳しく知りたい方は下記にまとめています。参考にどうぞ↓
ドイツ旅行の注意点6:買い物
営業日と営業時間
日曜日は基本的にお店が閉まっています。ショッピングは基本的にできません。
日曜日も利用できるお店はこちら↓
- レストラン
- カフェ
- 映画館
- 遊園地
- 一部のお城や美術館、博物館
- スーパー(駅構内など)
営業時間も短い傾向にあるので、行きたいお店がある場合は、事前に営業時間と営業日をGoogleで調べておくと安心です。
祝日も日本と違うため、注意してくださいね。
(一部の地域のみ)
レストラン
レストランで注文する際は、店員が来るのを待つことが多いです。
どうしても来ない場合は、声をかけたり、目を合わせたりします。手を挙げる人はほぼいません。
その他、日本と違うのは、必ず飲み物を聞かれる点と支払いです。
注文は飲み物→食べ物の順番が一般的。
支払いはレストランにもよりますが、経験上、席で済ませるケースが9割です。
チップ
多くの方が悩むのがチップだと思います。
チップはサービスに対して払うものなので、「こうでなければいけない」という決まりはありませんが、ドイツは端数で払う方が多い印象です。
例えば、請求額「€ 44,50」の場合、「€ 50」支払うなど。
日本円で例えますと、支払額「4,450円」のところ、チップ込みで「5,000円」支払うイメージです。
カード払いしたい場合は、チップ込みの値段を告げると、金額を変更してくれますよ。
筆者はいつもチップ込みの値段をカード払いしてます。
ドイツ旅行の注意点7:衛生面(水・トイレ)
飲み水
ドイツの水は日本と異なります。炭酸水が一般的です。
苦手な方は、炭酸なし「ohne Kohlensäure」かミネラルウォーター「Mineralwasser」をおすすめします。
また、水の質が違うため、人によっては肌や髪のトラブルが起きる場合も考えられます。
筆者の場合、髪はバサバサに、肌はカサカサになりましたね…
個人差があるので一概には言えませんが、ボティークリームなどのケア製品を持ってきておくと、万が一のトラブルに備えられます。
もちろんドイツでも買えますが、慣れない国での買い物は大変でしょう。
日本よりも物価が高いので、出費を抑えるためには日本での購入がオススメです。
トイレ
カフェやレストランなど、お金を払って利用した場所では、トイレはタダで利用できます。
ただし、街中のトイレは有料です。有料トイレは一人€0,5~1が相場。
トイレの入り口に機械があったり、人が立っていたりします。
支払いを済ませてトイレを利用してくださいね。
トイレは「Teilette」もしくは「WC」と書かれています。
男性トイレ:Herren、Männer
女性トイレ:Damen、Frauen
ドアや入り口にそれぞれ男性・女性マークがあるトイレが多いです↓
ドイツ旅行に関してよくある質問
ここではドイツ旅行に関してよくある質問にお答えします。
ドイツ旅行の持ち物は?
現金はいくらあれば良いですか?
必要な現金は支払い方法や旅行プラン、滞在日数にもよります。
カード払いを基本にする方は、100€あれば十分でしょう。
もし、足りなくなった場合は、海外キャッシングを利用した現金引き出しがオススメです。
現金払いする方は、1日20€~が目安になるかと思います。
相場を紹介しておきますので、参考にしてください。
コーヒー:€2,00~/杯
食べ歩き:€8,00~/食
レストラン:€15,00~/人
博物館など:€15,00~/人
路面電車(片道):€2,10~/人
缶ビール(0,5 l):€0,95~/本
ペットボトルの水(1,5l):€1,99~/本
※2025年5月時点
どこで外貨両替するか悩んでいる方は下記を参考にどうぞ。
挨拶マナーはありますか?
レジやレストランなどのお店に入った際に挨拶します。
挨拶は地域によっても異なりますが、「Hallo」ですとドイツ国内どこでも伝わりますよ。
ドイツでタブーはありますか?
ドイツでタブーはありますか?
ドイツ人に聞いたところ、指先を伸ばして挙手するのは「NG」とのことでした。
歴史的な背景がありそうです。
手を挙げる際は、下記のように人差し指のみ立てるのが一般的です。
注意点に気をつけながらドイツ旅行を楽しもう
今回はドイツ旅行の注意点をご紹介しました。
ドイツはヨーロッパの中でも安全な国と言われていますが、注意点もあります。
今回紹介した対策を参考にして、ドイツ旅行を楽しんでくださいね。
(関連記事)
街中のトイレは有料です